【横浜 不動産査定】机上査定と訪問査定の特徴・相続不動産の分割方法 | 横浜で不動産売却なら

机上査定

机上査定では実際の物件を見ずに、その物件の位置や広さ、近隣にある類似物件の取引相場や公表されている公示地価、固定資産税評価額などの情報から査定を行います。インターネット上でのやりとりだけでも結果を知ることができ、その手軽さが魅力といえます。不動産売却をするかどうかの検討の段階で行われることが多い方法です。

類似物件が多いマンションの場合には、机上査定でもある程度の精度が期待できるでしょう。しかし、同じエリアでも周辺環境が大きく影響する土地や、造りもメンテナンス状況も異なる一戸建て住宅では、机上査定だけでは相場をつかむことが難しい場合があります。そのため、机上査定では査定額だけでなく、その金額を提示した根拠がどのようなものなのかに注目することが大切です。

訪問査定

訪問査定では、不動産会社が実際に物件を見て査定を行います。物件の状況はもちろん、最寄り駅までの距離や街灯の有無などの周辺状況、買い物や通学、通院などの利便性も考慮して査定を行うことが特徴です。

訪問査定でも机上査定と同じように、物件の位置や広さ、類似物件の取引相場や公示地価、固定資産税評価額などの情報を活用し、さらに訪問で得た情報を加えて査定額を算出します。一戸建てでは、新築時の価値から築年数や劣化状況に応じて価値を差し引いていく方法がとられることもあります。

代償分割

相続人のうちの1人が不動産を丸ごと相続して、他の相続人の取り分のお金を支払うなどの対価を与える方法のことをいいます。亡くなった被相続人と同居していた家族が、住んでいた家をそのまま相続して住み続ける場合などに用いられる方法です。

現物分割

土地が広い場合は、土地に境界を設けて分割して相続することもできます。均等に分けられればよいのですが、土地の形状や道路との関係で相続した土地の価値にばらつきが生じてしまう点には注意が必要です。

換価分割

相続した不動産を売却して得た資金を、相続割合に沿って分割する方法です。その不動産をそのまま相続したい人がいない場合に行われる分割方法で、相続税を支払う資金がない場合でも、売却によって得た資金から相続税を捻出することができます。ただし、売却する際には贈与税の課税対象とならないため、不動産の相続登記を共有名義で行った上で売却しなければならず、手続きが煩雑になります。

共有名義

相続人全員で、それぞれが相続割合分を相続し共有名義にしておく方法もあります。共有名義の不動産は活用が難しく、相続人となっている方が亡くなるとさらに共有する人が増えてしまうという問題が生じてしまい、年月の流れと共にどんどん複雑化してしまいます。

不動産を相続することが予想される場合、事前に上記のような分割方法についても把握しておくのがおすすめです。