家族信託のおかげでマンションを売却し、介護費用を捻出! 〜横浜で不動産を売却した事例〜
お母様の認知症が進む前に家族信託を組んでおき、老人ホームの入居資金等が必要になったときに、受託者である娘さんが、マンションを売却した事例
家族信託のおかげでマンションを売却し、介護費用を捻出! 〜横浜で不動産を売却した事例〜
相談内容
以前から高齢の母親のことで相談をさせてもらっていた40代の女性の相談者。母親の認知症が進みそうなので、家族信託を組んで、将来に備えることにしました。
相談者にはお兄様がいらっしゃったので、一緒に家族信託の説明をさせて頂きました。お母様のために、相談者を受託者、信託財産を横浜にあるお母様の自宅のマンションとした家族信託をハッピーハウスの方で組成させて頂きました。お兄様も後継受託者として信託に関わってもらいました。
信託登記が完了し、家族信託がはじまって半年くらい経った後に、相談者からご連絡がありました。
聞くと、お母様の状態が芳しくないとのこと。横浜市内の施設に入居しているものの、実質的にマンションへは戻ることができなそうなので、信託財産に設定したお母様の自宅マンションを売却して、施設の費用等にしたいとのことでした。
たまたま、同じマンションの別の部屋で理不尽に高く売却している物件がありました。対象のお部屋を通常の相場よりも高値で不動産を売りに出しても、それほど違和感がなさそうです。不動産を売却することは自体がなくなることはないとのことだったので、比較物件になる高値の物件があるうちに、本来のマンション相場よりも高値で出しましょうということになりました。
解決策
売却にあたって、マンション内のお母様の荷物を片付ける必要がありました。相談者には、必要なもの、大切なものを回収してもらい、それ以外のものを業者に廃棄してもらうように手配しました。
今回の売却ではタイミングが重要だったので、知り合いの業者に無理を言って、できる限りや早く、安く調整してもらいました。
高齢者のお住まいで、比較的綺麗な状態でしたが、残置物を撤去してみると、床の汚れがとても目立ってしまっています。そのままでも販売することはできましたが、床の見栄えを良くすれば、かけたリフォーム費用以上に高値で売却することができそうです。状況をお話しして納得してもらい、リビングと洋室の床のCF(クッションフロア)の張り替えを行いました。
CFの張替えだけで、劇的に物件の雰囲気が変わりました。不動産のポータルサイトに掲載していた写真も撮り直して、物件情報を更新したところ、すぐに問い合わせの反響があり契約になりました。相談者もそのスピードにはとてもびっくりしていました。
今回の不動産売却におけるポイントは2つあります。
一つは、家族信託です。高齢者が所有している不動産を売却する際に、所有者本人の認知症がひどく、後見人をつけないと不動産を売却できない場合があります。今回は、最悪な事態を家族信託で回避できるギリギリのタイミングだったと思います。相談者からも間に合って良かったと言ってもらえました。
もう一つは、簡易リフォームによる不動産売却の査定額アップです。特に古い物件をリフォームして売却する場合には、そのリフォームによって本当に費用以上の査定額アップが望めるかどうかを冷静に判断する必要があります。今回は、古いマンションでしたが、キッチン、お風呂、トイレといった水回りを数年前にリフォームしていたため、床の表層リフォームをすることで見栄えが激変すると判断しました。実際、購入者した方からは床のことを褒めて頂きました。購入者も納得の価格だったので、本当に良かったと思います。
本来であれば、売れないかもしれない状況の物件を売却できた上に、価格も予想以上だったので、相談者からはとても感謝されました。
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