不動産売却でいついくらになるのか確実に分かる方法〜横浜の不動産売却で役立つこと〜 | 不動産査定関連 | 横浜エリアに精通した経験豊富な不動産売却のプロが役立つ情報を発信

不動産の売却で一番困ることは、いつ、いくらで売却できるのか分からないことです。しかし、いつ、いくらになるのか確実に分かり、手間がかからない不動産売却方法があります。時と場合によってはとても有効な選択肢になるので、ぜひ最後までお付き合いください。

今回のテーマは、不動産を買取業者へ売る際のメリットとデメリットです。

もし、あなたが、不動産をすぐに現金化をしなければならない、いついくらになるのか確実に知りたい、遠方の不動産なので不動産売却にできる限り手間をかけたくないなどの要望があるならば、買取業者へ売却することを検討してみてください。当然、メリットとデメリットがあります。

不動産の買取業者へ売却することのデメリットは、ズバリ価格です。一般の方に通常の方法で売却した価格、いわゆる相場の７割程度になってします。例えば、相場で4000万円くらいの物件であれば、買取業者へ売却すると2500万円～3000万円くらいの金額になってしまいます。

なぜ、買取業者に売却するとそんなに安くなってしまうのでしょうか？買取業者は、不動産を買い取って、転売して利益を上げなければなりません。転売の際は、不動産業者として売主になるので、宅建業法上２年間の契約不適合責任を負わなければならず、何かあった時のリスクも価格に含めておく必要があります。また、仲介業者に支払う仲介手数料、広告費、保有期間中の金利、税金等もかかるので、相場の７割程度で買い取って、1割程度の利益となるのが実情だと思います。仲介業者が、両手の取引で物件価格の6%+12万円の仲介手数料が得られることを考えると、それほど大きく儲けているわけではありません。

買取業者への売却で、唯一のデメリットである価格さえ、許容できるのであれば、買取業者へ売却するメリットはとても大きなものになります。買取業者へ売却することのメリットは、大きく２つ。一つは、いつ、いくらになるのかが確実にわかることです。一般の方へ売却する場合は、買主がいつどのタイミングで現れるのかわかりません。また、一般的に価格交渉が入るのでいくらになるのかも、契約するまでわかりません。それが、買取業者であれば、購入の申し込み時点で、いつ、いくらになるのか確定できるので、とても安心できます。二つ目のメリットは、手間がかからないことです。購入するのは不動産業者なので、いわゆる不動産のプロです。一般的に、契約不適合責任を免責にして、売却する物件に何かあったとしても、買った側で全て対応してもらうようにするので、手間がかかりません。

買取業者へ不動産を売却すると、価格は相場の７割程度になるものの、いつ、いくらになるのかが確実に分かり、余計な手間がかからなくなります。つまり、確実性と手間をお金で買うようなものだと考えてください。

最後に、買取業者への売却した方が良いのではと思われる場合をお伝えしておきます。まずは、老人ホームの入居費用のために売却をするケース。老人ホームへの入居が待ったなしの場合には確実に現金化できる買取業者への売却が安心です。次は、忙しくて時間を取れない場合。例えば、相続した不動産が遠方の場合など、何かあるたびに現地に行くことが現実的ではありません。そんな時は、全てをお任せできる買取業者への売却がとても楽です。最後は、売却したい不動産にトラブルがある場合。トラブルがあったままで一般の方に売却したら後でクレームになったり、最悪、訴訟に巻き込まれたりします。そんな場合でも、買取業者なら、全ての事情を話した上で、買い取ってもらえるので、こちら側でトラブルを解決する必要がありません。

今回のまとめです。買取業者へ売却することは、不動産売却における確実性と手間をお金で解決することになります。不動産を売却する理由、目的によっては、有力な選択肢になるのでぜひ検討してみてください。

それでは、あなたの不動産売却が絶対に成功しますように。